ジユログ

自由に生きたい看護師のブログ

会社員から看護師に転職して、実際のところよかったのかどうなのか

会社員から看護師に転職しようと決めた理由が前回のこちら

  1. 転職のしづらさ、キャリアの見通しのなさからくる不安感から抜け出したい
  2. 会社の看板に頼らず自分にスキルをつけて仕事がしたい
  3. 人の役に立てる
  4. 継続してキャリアを積みつつ、柔軟な働き方ができる

これらの4つです。

 

しかし、これは看護師になる前に、看護ってこんな仕事だろうというイメージから作られたものです。

実際のところ看護師になってよかったのか、ハーフ&ハーフというところです。イメージとどう違ったのか評価してみます。

 

一つずついきます。まず一つ目


1.転職のしづらさ、キャリアの見通しのなさからくる不安感


会社員の時は、辞めたら人生終わりだと身動きがとれずにいました。
看護師資格を手に入れて、これは完全になくなりました。
それだけでも肩の荷が下りたような気楽さです。

 


ていうか、最初に就職した会社で一生働き続けるのが理想っていう今のシステム、無理があると思う。


学生のときって正直、就活と言われても何がやりたいのか自分でもよくわかっていません。何年か働いてやっと自分のキャリアを意識し始めたり、やりたいことの方向性がわかってくる。


これは違うなと思った時には、やり直しがきく社会の寛容さが重要だとつくづく思います。
やりたいことにどんどんチャレンジするほうが楽しいし。

 

 

2.会社の看板に頼らず自分のスキルを売りにしたい


半々ってところでしょうか。


専門知識と技術を活かしてする仕事だけど、病院も会社と同じように年功序列です。上下関係も厳しいです。

 

そして看護師は独立できない仕事です。誰かに雇われないと仕事はできません。


医者は経験を積んだら独立してクリニックを持つこともできるし、そうなると自分の裁量で仕事をすることができます。


でも看護師はチームで仕事をするので、自分の好きなようにはできず他のスタッフに気を遣いまくりです。
看護師は会社員以上に「個」がなくて、集団的だと感じます。

 

スキルを磨いて自分に自信を持つことができる。
が、組織の序列から自由になれることはないので半々です。

 

 

3.人の役に立てる


今思うとこれは医療業界の現場を知らないから言えたことです。
医療の現場にいると、色々と思うところがあります。

 

例えば認知症や終末期の患者に治療をするのはいいことなのか。

 

  • 認知症の高齢者が、病院にいることがわからず混乱して、泣き叫んで嫌がっている。無理やり押さえつけて、拘束して点滴など医療行為を行う。
  • 入院患者が歩いてこけたら困るので一日中ベッドで過ごさせる。
  • もう助からないだろう患者に点滴や吸引、輸血などの治療をする。かなり苦しそうで見ているのも辛く、自分が死ぬときはこんな治療はしてほしくないと思うこともある。

こんなことが病院ではよくあります。


以前は、健康はみんなが欲しがるもので、どんな人にも絶対に医療は必要だ。

だから看護師になったら人の役にたてると思っていました。


でも今は自分のやっていることが、その人のためになっているのかどうか全く自信がありません。だって自分が同じようにしてほしいとは思えないから。

 

 

今の医療は、できる限り長生きさせることが目標です。
人は必ずいつか死ぬ、という当たり前の前提が抜け落ちてます。


あぁ自分はもうすぐ死ぬんだなというときに、


いや、自分はまだまだ死にたくない!どんな状態でもいいからとにかく長く生きていたいんだ!


とみんなが思うかというと、そうではないです。


痛いのや苦しいのは嫌だとか、
たとえ命を縮めても、最後まで好きなものを食べて、好きなことをして過ごしたいとか、
家族に迷惑がかからないようにしたいと思う人もいるし、
住み慣れた自分の家で最期まで暮らしたい人もいる。


最期にどうしたいかは人によっていろいろあるはず。
でも病院では残念なことに、できる限り長生きする道しか用意されていません。

 

 

4.継続してキャリアを積みつつ、柔軟な働き方ができる


これはだいたい正解でした。但し、体力がある人にとっては。


夜勤ができるとかなり働き方の自由度は高くなります。
夜勤ができる看護師はどこの病院でも大人気です。


何年か働いてお金を貯めたら退職して海外に行く、お金がなくったらまた帰国してお金を貯める、という自由な働き方も余裕でできます。

 

が、夜勤なしだとちょっと就職先は限られてきます。

病院で正職員として働くには、多くの場合夜勤をすることが求められます。


夜勤をしたくないならクリニックや企業、美容系などがいいでしょうか。病院より募集が少なく、選びたい放題、転職し放題というわけにはいかなくなりますが。



 もし主任、師長と上を目指すなら、子育てなどで一時的にパートになってもいいので、とにかく同じところで長く働き続けることが重要です。
会社の年功序列と同じく、長く働いた人が出世します。

 

何回か転職するとどんな職場が自分に向いているのかもわかってくると思うので、若いころは職場を変えながら自由な生活をして、
30代になると定職の場を見つけてキャリアを意識して働き続ける、なんてのもいいかもしれません。

 

 

私が全くの誤算だったのは、医療業界は思っていた以上に体力仕事だということです。
夜勤どころか日中の病棟勤務ですら体力的に相当きつくて、私には無理でした。
なので転職しようとなると、それなりに考えて探す必要があります。

 


仕事を失う心配はなくなったものの、チームワークの仕事が窮屈。
人の役に立てる仕事だと思ったけどそうでもない部分もある。
転職しやすいけど夜勤なしだと限られる。



ということで、看護師になって私は半分よかった、半分失敗てところです。