自由に生きたい看護師のブログ

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北海道地震でのブラックアウト!災害セミナーで学んだ透析クリニックでおこった問題

2018年に北海道で最大震度7の大きな地震がありました。
 
そのとき北海道全域が停電するブラックアウトがおこったの、覚えてますでしょうか。
 
電気の全くない生活
テレビも見れないし、エアコンも使えない、夜は真っ暗、スマホの充電が切れたらオワリ…
 
夜は真っ暗だし今どんな状況なのかまったくわからない。
たぶん、ありえないくらい不安
 
そんな生活ちょっと想像もつかないです。
 
なんでこんな話をしてるかというと、先日参加した小野薬品のWebライブセミナーでこのブラックアウトで透析が続行不可能になったクリニックの話をしていたからです。
 
大規模なブラックアウトでどんなことに困ったのか。
 
とても勉強になったので自分の覚書として残しておこうと思います。
ちなみにこの記事、透析のことに特化してます。病棟なんかのことには触れてませんのであしからず。
 
この地震の特徴
  • 9月6日の午前3時頃で夜中におこった
  • 建物が倒壊したり、器物が壊れる被害はなかった
  • ブラックアウト(停電)で電気のみが使えない状況
  • 水道など電気を使わないものは使用できる
  • 全域が復電するのに2日間かかった
地震の特徴はこんなかんじ
 

なんと夜中に透析をしている施設があった!

今回セミナーをしてくれたクリニックではオーバーナイト透析を行っていました。
 
なので地震がおこった深夜3時に、なんと真夜中に血液透析をしている人がいた!
 
 
地震そのものでは大きな被害はなかったそう。
 
しかしその後の停電で透析が続行不可能になり、緊急離脱(急きょ透析を終了すること)したそうです。
 
 

オーバーナイト透析とは

血液透析は普通、月水金、または火木土のクールで4時間透析を行う施設がほとんど。

 
オーバーナイト透析ではクリニックに泊まって、一晩寝ている間に血液透析します。
朝目が覚めると透析が終わっていて帰宅。あるいはそのまま仕事に行けるというものだそう。
 
月、水は普通に4時間透析して、金曜日はオーバーナイトで8時間透析する、という使い方をしてるそうです。
 
  

ブラックアウトで困ったことは、電気の確保と連絡方法

停電で何が困るって、電気が使えないこと。

当たり前か

 

でもそれがどんなに困ることか!

  • 透析機器が動かない
  • 夜だと暗くて作業しづらい
  • パソコンがないと電子カルテも開けられない
  • 冷蔵庫も止まる=要冷蔵の薬は破棄になってしまう
  • 充電切れたらスマホ使えない=ネットで情報収集できない
  • エアコンも動かない
 
不便なこと、困ることがたくさん
 
どれだけ私たちの生活が電気に支えられているか
 
なくなってわかる、電気のありがたさ
 
  

電気の確保に役立ったのは自家発電機と電気自動車

停電のときの問題、そのすべてはどうやって電気を確保するかにまとめられます。
 
 
電気の確保に役だったのは自家発電機。こんなん

そして電気自動車だそう。
電気自動車って蓄電池としての機能もあるらしく、停電の時にここから電気を使えるらしい。知らなかった
 
そこからどうやってスマホを充電したりするのかは知らんけど。
 
 
そして電池で動くものは停電のときも変わらず使える。
なので普段はちょっと面倒な電池式製品も持っておくべき。
 
電池式なんてめんどくさいわと思ってたけど、お株がちょっとあがりました。
 
家でもこういう知識、役立てられそう。
 

どうやって連絡をとる?連絡方法の確保に困る

スマホをもって困っている人

 
地震があったとき、親せきに安否確認の電話をしても繋がらないっていう経験、一度はあると思います。
 
以前私の住む地域で地震があったとき、電話が全然つながらなくて職場と連絡がとれなかったという話も聞いたことがあります。
 
 
こういうとき、役に立つのは固定電話よりインターネットを使ったLINE、FacebookInstagramTwitterいわゆるSNS
  
普段の職場との連絡にSNS「今日休みます」なんて連絡したらふざけてんのかって社会不適合者の烙印を押されること間違いなし。
 
おそらく師長に呼び出されて怒られる、あるいはイジメられて退職に追い込まれるでしょう。
 
でも災害のときはSNSでの連絡も必要なのかなと思います。
 
 
連絡が必要な相手はスタッフ、患者、そのほかの機関などがあります。
 

スタッフへの連絡

この透析クリニックでは緊急時のスタッフ用のLINEで集合するよう連絡をして、クリニックにスタッフ全員集合したと。
 
 
真夜中に!
 
 
すごいな。いやほんと、これってかなりすごいと思いますよ
 
 
震度5以上の地震があったら病院に行くという災害マニュアル、たぶんどこの病院もあると思います。
 
 
で、私の住む地域で以前震度5以上の地震がおこったときどうだったと思いますか。
 
 
そんなマニュアル、知らない人が多かった
 
 
なので私の部署では誰一人、スタッフは病院にこなかった!
 
 
 
ダメダメです
これはさすがにまずいでしょう。
 
 
たしかに、自分や自分の家、家族に被害があったときは自分のこと優先で来なくていいとはなっています。
 
でもマニュアル知らなくて来なかったってね。論外。
 
真夜中にスタッフが全員集合するすごさ、わかっていただけましたか。
 
まあこの北海道の場合は停電という実害があったので同格で比較はできないかもしれないけども。
 
 
とは言っても、行くべきか迷う気持ちはわかります。
どの地域が震度5だったら行くのか曖昧だったりするし、そんなに被害なかったから大丈夫かもとか思うし。
 
 
でも緊急時専用のLINEで病院に来い!って連絡きたら、
 
行かなきゃ!って思いますよね
 
緊急時の連絡手段としてLINEなどSNSの活用、これかなり有用だと思います。
 

患者への連絡

透析患者は週に3回、透析しないと命に関わります。
 
災害時、透析がどうなるのか患者さんはとても気になるし、重要なことです。
 
 
このクリニックでは送迎サービスで患者との連絡にLINEを利用していたそう。
 
 
医療サービスでLINEを使うってどんだけ画期的なんだって驚きです。
 
逆に言うと、医療がどれだけIT社会から取り残されているのかという驚きでもあります。
 
普通の企業ならサービスとしてLINE使ったりとか、普通にありますもんね。
 
 
まあそんなわけで、このクリニックはLINEを使って災害時も患者と連絡がとれたそうです。今日はどこどこで透析しますとかなんとか。
 
 
  
ただ、クリニックに比べて病院は高齢の人が多い
なのでLINEなんてハイテクなもの使えない人も多い。
 
やはりここは電話が使えないなら家まで行くとか、足を使う必要がでてくるところなのかな。
 
 

災害時のサービスなど他機関との連絡

下っ端の私には知る由もなかったことですが、どうやら災害の時、透析医学会が透析施設の状況を把握して指揮しているよう。
 
災害で透析施設が使えなくなったとき、透析患者とスタッフがまるまる他の透析施設を借りて透析することがあります。
 
こっちの透析施設は使えそうだからこっちで透析しようとか、
そういうやりとりは現場ではなくて、お偉いさんの方で指揮統括していたということですね。
 
 なるほどね
 
 
そしてここでも、連絡手段の確保は必要。
スタッフや患者とはSNSで連絡とれたけど、立派なお偉いさん方とはSNSで連絡するわけにもいかず、困ったそうです。 
 
 
災害時にどうやって連絡手段を確保するか。
 
これってかなり大きな問題なんだなと学びました。
 

災害でどんな被害がでるかはわからない

まとめ。
災害ってどんな被害がでるかわからないんですよね。
 
今回の北海道みたいに建物は大丈夫で問題は電気だけっていう状況なら、朝まで病院で待機して明るくなってから家に帰ったらいいし、針も病院で抜ける。
 
でもこれと同じ状況がまた起こるかどうかはわからない。
 
 
なのでとにかくその時の状況、情報から判断するしかないってことですね。
 
マニュアルだけではダメってこと
そして過去の災害から学んだことを次に活かしていく、これ大事!
 
 
以上、ウェブセミナーでわかったことを簡単に振り返りました。
 
では!