看護の仕事にプライドをもっている人
よく看護師は気が強いとか、性格がきついとか言われます。
私のこれまでの経験からそういう人は、看護師の仕事に海よりも深く山よりも高いプライドを持ってる人ではないかと思います。
看護師は人に命に関わる仕事なの普通の仕事とは違うの
業務じゃなくて看護!
仕事がつらくて耐えられないなら看護師辞めればいい
そんな人は看護師に向かない看護はそんなあまい仕事じゃない!!!
みたいな。
こういう人、います
あるあるです
正直ものすごく扱いにくいしめんどくさい。
なんで看護師ってこんなにプライドが高いんでしょう。
本当に強い人は自分を大きくみせようとはしない
プライドの高い人は、
看護はすごい仕事なんだ
自分は看護師だ
だから自分はすごい
という3段論法をもっています。
看護はすごい仕事だと思い込むことで、自分はすごいんだと大きく見せようとしてます。
でも、本当に強い人は自分を大きく見せようとはしないです。
私の思う強い人、それは
ありのままの自分を受け入れてる
自分に自信がある
他から看板を借りてきて自分を飾ろうとしない
自分と違う考えを受け入れられる
違いを受け入れる寛容さがあるので余裕がある
こういう人です。
ありのままの自分を受け入れるのって、実は難しいことです。
例えば子供の頃は誰でも、みんな夢をもっています。
サッカー選手になりたい子供
あるいは勉強の得意な子供などなど
地元ではまあまあできるほうだったとしても、成長してもっと広い地域にいくと自分よりもすごい人に出会います。
自分よりもできる人に出会って、もっともっと自分も!と追いつこうと努力します
努力するとある程度は伸びます。
でもそのうち、どんなに頑張ってもどうしても超えられない壁にぶつかって、ある時、自分の能力に限界を感じるときがきます。
どんなに努力しても超えられそうにない壁
その壁をなんなくひょいっと超えてる人をみて、あぁこれが自分の限界なんだなって悟る
そんなときがきます。
こうありたい理想の自分と、どうしてもそうはなれない現実の自分。
この落差を知って、現実の自分を受け入れる。
受け入れるまでの過程は精神的にとてもつらいです。
でもこれが、人として成長するってことだと思います。
プライドが高いのは現実の自分を受け入れられないから
プライドの高い人は、現実の自分を受け入れられない人です。
現実を見るのがつらいから、何か自分以外の物から看板を借りてきて、自分はすごいんだ!と誤魔化そうとしている人だと思います。
例えば、ブランド物をたくさん持っている人
自分に自信がないから高級なものを身につけて、自分に箔をつけようとしている。
自分は部長だ、師長だ!と肩書をタテに偉そうな人
肩書で偉そうにしたり、まわりから偉い人として扱ってもらえないと不機嫌になるのは、自分の能力に自信がないから
看護師はすごいんだ!ってプライドを持っている人も同じ。
現実の自分を受け入れられない、あるいは現実の自分がどんな程度なのかすら知らなくて、看護師はすごいっていう幻想の世界に住んでいる。
こういう人にとって、看護師はすごいという前提は絶対です。
そこをつつくようなことを言うとすぐ激怒。
例えば看護なんて誰にでもできる仕事だとかって言われると怒る。
その前提を壊されると現実の自分を見せつけられることになる。そんなの見たくない。
そのまんまの自分を受け入れるのってつらいから。
だから、自分は看護師だ!すごいんだ!!って必死に吠えて誤魔化そうとしてるんだと思います。
それが看護師によくある気の強さとか、プライドの高さとして表れてくるんじゃないかなと思います。
弱いやつほどよく吠えるというやつです。
プライドの高い人は看護師はすごいんだー、自分はすごいんだーという幻想の世界に住んでいる人。
そしてそういう人は、看護師はすごい仕事という前提を持たない人とはコミュニケーションができない。
ちょっとそれは違うんじゃないのという意見を受け入れられないからです。
だから看護師って気が強くてややこしいって思われるんじゃないかと思います。
では!