自由に生きたい看護師のブログ

会社員から転職してきた看護師が思うコト

看護研究に意味を見出せない!

看護師をしているとそのうち順番がまわってくる看護研究。これってやる意味あるんでしょうか。
 
私はこの看護研究なるものに常々疑問を持っています。でも、私の思うことに同意してくれる人が誰もいないので、ここで苦しい胸の内を吐露させてもらいます。
 
 
看護の学校では卒業研究をします。
研究といってもなんせ学生なので、内容は大したことありません。
 
病院実習で寝たきりの患者さんに足浴をしたら「あ~気持ちいい」って言ってもらえた。
あるいは整形外科で腰椎の手術後の患者さんが、自分で靴下を履けるようになんとかした。
 
こういうささいな出来事に、
足浴で血流の循環が増すことで足病変予防になったとか、快の刺激を与えることで生きる喜びにつながるとか、自分でできることを増やすことで自己肯定感を高められたとか、そんな意味づけを無理くり行い、
 
文献を引用することで文献の権威と信頼を拝借し、読む人にもっともらしく思わせ、ほんのささいなことを論文の形式に従って大仰に書く。
 
というのが学生のときの卒業研究。ね、大したことないでしょう。
 
で、学生のとき卒業研究の発表会をしたとき、見学に来ていた看護師が「みんなすごくよくできていて、学会で発表してもいいレベルでした」なんて感想を言っていました。
 
そのとき私は、またまたそんなウソばっかり。
学会で発表する看護研究が学生と同じレベルなわけないでしょ。
 
とその看護師がただ大げさに褒めてくれているだけだと思っていました。
 
 
しかし!!
 
看護師になってわかりました。
 
 
看護師がする看護研究って、言っちゃ悪いけど、でもみんなの前では言えないのでここで言わせてもらうけど、どう考えてもしょーーーーもない。
 
 
ほんとに、学生の卒業研究と同じレベルだったのです。
 
あのとき看護師さんが言ったことは、嘘ではなかった。ほんとのことでした。
 
 
私の知っている看護研究がどんなものか説明します。
 
病院は自分の病院の中だけで、看護研究大会をします。各病棟が看護研究を行い、それを持ち寄って発表会をするのです。
 
それは普段いろんな部署に所属してバラバラな看護師達が一斉に集まる一大イベント。
 
そして各部署で行われた研究の中から優秀なものを選んで、学会で発表することになります。いわば看護研究のコンペティションという様相です。
 
 
しかし、この看護研究。内容がどうも…どれもこれもね、正直なところ大したものではないのです。
 
そして看護研究をしている先輩NSを初めて見た時、看護研究大会に初めて参加したとき、仕事しながら研究するあまりのハードさと、内容のレベルの低さに衝撃を受けました。
 
なんといってもまず、
 
研究期間が短すぎる。
半年くらいの間でテーマを決め、アンケート調査をしたり症例を選んで、結果を集める、考察する、論文の形に書いてまとめる、ということをします。
 
しかもこれらを、自分の時間を使ってしないといけない。
仕事でさせられているのに、自分の時間を使ってしないといけないという理不尽。
 
短い期間で自分の時間を潰して、忙しい仕事とプライベートの合間の片手間でしか研究できないんだから、大したものができなくても当たり前。
 
 
そして、看護研究でよくあるアンケート調査。
自分の病院の自分が所属する病棟患者20人程度にアンケートをとって、何の意味があるのか?
 
アンケートは統計調査の一つの手法。できる限り多くの人の回答を得るほうが、精度が高まります。
 
そのアンケート調査がある特定の地域の特定の年代の特徴を知るための調査とかなら問題ないんですが、ある病院の中のある病棟にある時期入院していた20人って、いくら何でも対象範囲が狭すぎるでしょ。
 
果たして、その調査の結果を日本全国の病院、看護師が参考にしていいものなのか?
ていうかそもそも20人って調査対象が少なすぎて、それで何かの傾向があるとは言えないと思います。
 
つまり、研究成果自体に信頼性がない=意味がない
 
 
だれか私の言いたいことわかってくれる人、いないんでしょうか。
 
 
看護研究って自分の病院の中だけの狭い範囲でやって何の意味があるの?って職場で何気なく言ったら、
 
学会で発表するなんて大変だし、軽いものだからいいんじゃない。だと。
 
 
理系大学出身の人が、大学のとき何かの研究してたって言ったら、
 
看護研究なんてそんな大学でやるような立派なものじゃないよ。もっと軽いから。って。
 
 
たしかに。
 
 
でもだからこそ、じゃあやる意味ないんじゃない?
 
ていうか、みんな看護研究に大した意義なんてないってわかってるんじゃん!
 
なのにものすごい苦労して研究して、もはやそんな大したことのないものを研究と言うこと自体抵抗がありますが、時にはそれを学会で発表するところまでいくってことに、衝撃です。
 
はぁ。
 
看護研究って、床ずれができないようにその人の体に合わせて専用のクッションを手作りで愛情込めて作りました。
 
とかそんなレベルなんですよ。
 
それが日本の看護研究
 
誰か止めて!!
 
どうせやるならもっとAIとか画像認識とかIOTとかデータサイエンスとか、よくわからないような先端技術を使った高度でかっこいい研究がしたいの!
 
という心の叫びでした。