自由に生きたい看護師のブログ

会社員から転職してきた看護師が思うコト

これから看護師になりたい人。病院から奨学金を借りるメリット、デメリット

看護学校に通うとき、系列の病院に奨学金制度があることが多いです。
 
大学生のころ就活で苦労した私は、就職先まで決まってて、しかも数年働いたら奨学金返さなくていいって看護師はなんて恵まれてるんだー!と素晴らしい制度だと思っていました。
 
でもよく考えてみると、こんな奨学金制度を作ってまで新人看護師を自分の病院に就職させるたいのには理由があるんですよね。
 
もともと人手不足な業界である上に、看護師がどんどん辞めていってしまうからです。
 
看護師になって感じたのですが、看護師が辞めてしまう理由は病院のあまりにも厳しい労働環境にもあると思います。そして看護学校を持っていて奨学金制度を設けているのは、病院の中でも特に労働環境が厳しい規模の大きい病院だったりします。
 
いいことづくしに思える奨学金ですが、看護師になってから後悔することもあるのです。
 

病院から借りる奨学金のメリットとデメリット

 
メリット
 
  • 一定期間働いたら奨学金返済不要になる(たいてい3年間)
  • 奨学金の返済が必要な病院もある。分割払いで返済していくことになるが、それでも利子が不要なことが多く、メリットといえる
 
 
デメリット
 
  • 卒後その病院に就職しなかった場合、または決められた年数に満たず退職してしまった場合、その時点で残額を一括返済しないといけない
  • 3年働き続けるのはけっこう大変
  • 就職時に気が変わったり引っ越しなどで状況が変わった場合、奨学金を一括返済しないといけないので気軽に就職先を変えられない
  • 就職の際に面接があり、極まれに面接に落ちる人がいる
  • 看護師国家試験に落ちて就職できない人もいる
 
というかんじです。
 
就職先が決まっているのは楽ちんです。しかし、学校入学時に卒後3年その病院で働く約束するのはけっこうリスキーだと思います。そんな先のこと、どうなるかわかりません。これがデメリットとして一番気になることです。
 
そして就職は決まってると思いきや、私の同級生では就職面接で落ちて就職できなかった、ということもありました。
 

これから奨学金を借りようと考えている人。

これから看護師になろうと考えている学生さん、社会人の方。
 
私が伝えたいのは、もしできるのなら病院から奨学金は借りないほうがいいということです。
 
なぜかというと、病院の奨学金はその病院に就職して一定期間、たいていは3年間働くことが条件となっていて、3年以内に退職したら残額を一括返済するという契約であることがほとんどです。そしてこのために、3年は辞められないと苦しむ人が多いからです。
 
とにかくまずは看護師になることが目標で、どうやって看護師になるかを考えている最中の人にとっては、看護師になってからのことなんてまだ遠い先の話だと思います。
 
でも、看護学校を卒業して看護師資格を取ったら、看護師として働く日はやってきます。
 
看護師になったばかりの数年は、かなりつらいです。
奨学金を借りたことを、多くの人が後悔します。
 
ちょっとしたミスが医療事故につながるプレッシャー、長時間労働サービス残業、新人なら仕事後も家で翌日のための勉強。これに加えて、パワハラまがいの指導、新人嫌いの先輩からの嫌がらせといった人間関係のストレス。
 
看護師はこうしたかなりのストレスの中で働いています。
 
もしかしたら就職した病院は自分に合わないかもしれません。それでも3年間働き続けるというのは、思っている以上につらいです。
 
 なのでもし可能であれば、病院からの奨学金は借りずにいつでも辞められる環境を確保しておくほうがいいです。
 
  

こんな病院なら奨学金を借りてもいい

比較的働きやすい病院の特徴です。
  • 子育て中の看護師、子育てから復帰してきた看護師が多くいる病院
  • かつ、リハビリや慢性期、療養型など急性期ではない病院
 
慢性期や療養型は重傷者や急変が少なく医療処置も少ないので、比較的ゆとりがあります。
 
また子育中で家庭のある人は、生活のウエイトが仕事と家庭に分散されています。なので仕事に全エネルギーを注いでいる人よりも仕事に対してストイックではない傾向があります。
 
こういう人が多い病院なら働き続けやすいので、なんとかやっていけるのではないかと思います。
 

普通の看護師に大きな病院での経験は必要ない

でもリハビリとか慢性期って、学べることが少なくて看護技術を習得しづらいのでは?と思う人もいるかもしれません。
 
たしかにそうかも。
 
でも実は看護師が転職する時、この人がどれくらいできる人なのか目安をつけるために病院が参考にするのは、病棟の経験年数です。
 
経験年数は考慮されるけど、どんな経験を積んできたかは考慮されないのです。
 
 
病院といってもリハビリ病院、慢性期、単科病院などいろいろあります。学生はそんな病院事情を知らず、勉強になるからという理由で有名な大病院にとりあえず就職します。
 
ですがこれ、実はあまり意味のない慣習だと思います。だって実は、どの病院でどんな経験を積んできたかは、転職するときに評価されないから。
 
なので、大病院でずっとバリバリ働きたい!という人でない限り、高度な医療を扱う大病院での経験は必須ではないと思います。
 
 

日本学生支援機構から借りる

怪しいものではなくきちんとした組織なのでご安心を。
 
こちらは辞めたら一括返済、という新人看護師を苦しめる決まりはありません。
 
どの病院で働くかは関係なく、毎月銀行口座から自動で返済金が引き落とされていきます。なので転職できるし、働いていなくても口座にお金さえ入っていればOKです。
 
また、収入がなく返済が難しいときは返済を猶予してもらうことができます。
 
私も大学はここから奨学金を借りていました。
看護学生のときは定収入がなかったので、学生期間中は返済免除してもらっていました。免除とはいっても一定期間返済を待ってもらうだけで、返済の総額が減るわけではありませんが。
 
 
大きな病院で経験を積みたいという人は、日本学生支援機構から借りるのがおすすめです。
 
私も最初は大病院に就職しました。しかし結局あまりの厳しさに続けることができずに1年で退職しました。
 
大事なのは、自分には無理だ、辞めたいと思った時すぐにやり直せるようにしておくこと。いつでも辞められる環境を作っておくことです。
 
この奨学金のデメリットは、利子がかかることです。お金が溜まった時に一括返済したら利子は少なくすみます。
 
 
 

社会人なら失業保険を利用する選択もある

 
もし社会人で働いていて雇用保険に入っていたなら、おすすめなのは失業保険で学費と生活費をもらえる制度を利用することです。
 
こちらは再就職支援のための政策で返済は不要、お金をもらえます。これを利用しない手はない!
 
これについてはこちらの記事を 

www.bibitaso.com

 
 
以上です。では!