自由に生きたい看護師のブログ

会社員から転職してきた看護師が思うコト

病院から奨学金を借りるメリット、デメリットを考えてみた

看護師にはお礼奉公といって、奨学金を借りた病院で卒後に決められた年数働けば返済免除といった独特な奨学金制度があります。
 
大学生のころ就活で苦労した私は、就職先まで決まってて、しかも数年働いたら奨学金返さなくていいって、看護師はなんて恵まれてるんだー!と思っていました。
 
でも実際看護師になってわかったことは、一見素晴らしいだけに見える奨学金制度にも、メリットとデメリットがあるということです。
 
 
 

病院から借りる奨学金のメリットとデメリット

 
メリット
 
  • 一定期間働いたら奨学金が返済不要になる(たいてい3年間)
  • 奨学金の返済が必要な病院もある。分割払いで返済していくことになるが、それでも利子が不要なことが多く、メリットといえる
 
 
デメリット
 
  • 卒後その病院に就職しなかった場合、または決められた年数に満たず退職してしまった場合、その時点で残額を一括返済しないといけない
  • 3年働き続けるのはかなり大変
  • 気軽に就職先を変えられない
 
 

就職できない場合って?

自分は大丈夫と思っていても、落とし穴があります。
 
 
就職の面接に落ちた
国家試験に落ちた
 
ということもあるのです。
 
奨学金を借りていても就職試験があり、ごくまれに面接で落ちる人がいます。
 
国家試験の合格率は90%以上でほぼ行けば受かる試験ですが、それでもプレッシャーに負けて落ちる人はいます。
 
こういうとき、どこかからお金を借りてきてでも返済するしかないです。
 

お礼奉公がある理由

他の業界では考えられないお得な制度で人を惹きつけ就職させようとするのは、看護師の仕事があまりにもきつくて辞める人が多いからです。
 
そして奨学金制度を設けているのは、病院の中でも特に労働環境が厳しい規模の大きい病院だったりします。
 
看護師になってから奨学金なんて借りるんじゃなかったって、後悔する人も多いです。
 
 

病院の奨学金はできれば借りないほうがいい

私はできれば病院から奨学金は借りないほうがいいと思います。
 
なぜかというと、新人看護師がうつや適応障害になることはまあまあよくあることで、それでもお金がないので辞めたいのに辞められないと苦しむ人が多いからです。
 
 
 辞める逃げ道を作っておくほうがいい
 
想像しづらいけど、とくに看護師になったばかりの数年は、本当につらいです。
 
ちょっとしたミスが医療事故につながるプレッシャー、長時間労働、サービス残業、新人なら仕事後も家で翌日のための勉強。
 
これに加えて、パワハラまがいの指導、新人嫌いの先輩からの嫌がらせといった人間関係のストレスもあります。
 
 
 
とくに新人は、先輩から「なんでそんなこともできないの」「あんた看護師に向いてないよ」といった人格を否定し、やる気を奪うようなひどい言葉を浴びせられることもざらにある世界です。
 
 
運よくいい職場に巡り合うこともできるかもしれないけど、保険のため、病院からの奨学金は借りずに、いつでも辞められる環境を確保しておくほうがいいです。
 
 

奨学金を借りるならこんなところがおすすめ

 
こんなところなら奨学金を借りてもいいなと思うのは
 
  • 子育て中の看護師、子育てから復帰してきた看護師が多くいる病院
  • 急性期ではない病院。リハビリや慢性期、療養型など
  • 今介護士や看護助手として病院で働いていて、その病院から奨学金を借りる
このようなかんじです。
 
慢性期や療養型は重傷者や急変が少なく医療処置も少ないので、比較的ゆとりがあります。
 
また子育中で家庭のある人は、生活のウエイトが仕事と家庭に分散されていて、仕事に全エネルギーを注いでいる人よりも仕事に対してストイックではない傾向があります。
 
こういう人が多い病院なら働き続けやすいので、なんとかやっていけるのではないかと思います。
 
 

日本学生支援機構から借りる

 
看護科ではない大学生も借りる奨学金の機関です。
奨学金を借りるなら病院よりこちらがいいと思います。
 
ここなら就職先は関係ないので転職できるし、働いていなくても銀行口座にお金さえ入っていればOKです。
 
また収入がなく返済が難しいときは、返済を猶予してもらうことができます。
 
 
私も大学生のときはここから奨学金を借りていました。
 
看護学生のときは収入がなかったので、学生期間中は返済免除してもらっていました。
免除とはいっても一定期間返済を待ってもらうだけで、返済の総額が減るわけではありませんが。
 
  
この奨学金のデメリットは、利子がかかることです。お金が溜まった時に一括返済したら利子は少なくすみます。
 
 
 

社会人なら失業保険を利用する選択もある

 
もし社会人で働いていて雇用保険に入っていたなら、おすすめなのは失業保険で学費と生活費をもらえる制度を利用することです。
 
こちらは再就職支援のための政策で返済は不要、お金をもらえます。これを利用しない手はない!
 
これについてはこちらの記事を 

www.bibitaso.com

 
 
大事なのは、自分には無理だ、辞めたいと思った時すぐにやり直せるようにしておくこと。いつでも辞められる環境を作っておくことです。
 
 
以上です。では!